iPhone 4用バッテリジャケット、Juice Pack Air

ここでPowerSpring 4のことを書いたら、Juice Pack Air for iPhone 4というのも薄くて格好いいケース型バッテリですよ、と教えていただいた。

実を言うと、PowerSpring 4を購入する際、Juice Pack Airも検討していたのである。

Juice Pack Airは、非常に薄いようだし、色のバリエーションがあるので、確かに魅力的だ。

では、なぜPowerSpring 4を選んだかと言うと、1)PowerSpring 4のがバッテリとしての容量がでかい、2)Juice Pack Airにはストラップホールがない、からだ。

容量は、PowerSpring 4が2000mAhで、Juice Pack Airが1500mAhと、PowerSpringに対してJuce Pack Airが25%少ない。これが実際の利用で、どれくらいの違いとなって現れてくるかは、調査していないので、分からないが、ここでも以前に触れたPowerPack 4のように3000mAhの製品があることを考えると、1500mAhが、何となく見劣りしたのだ。

そしてストラップホールなのだが、Juice Pack Airにストラップホールがあるのかないのか、ウェブ上の情報からははっきり分からなかったので、明記されているPowerSpring 4にせざるを得なかったわけだ。もしJuice Pack Airにストラップホールがあり、それがウェブ上に明記されていたら、薄さからこちらを選んだ可能性もあったのだ。

iPhone 4用ケース型外部バッテリPowerSpring 4

さて、ちょっと前にiPhone 4用外部バッテリの本命と書いたMiLi PowerSpring 4
iconをしばらく使ってみたので、ここに感想を書いておきます。

まずPowerSpring 4については、以前紹介したMiLi PowerPack 4
icon同様に動画があるので、これを観てもらうのが一番早い:


PowerSpring 4について書く前に、なぜ私が、PowerPack 4やPowerSpring 4のようなケース型の外部バッテリにこだわるかの理由を書いておこう。

非常に単純な話で、私は、出歩くとき、カバンなどを持ち歩きたくないのだ。できれば、手ぶらで出かけたい性分だ。実際、出張しても、ホテルから出る時は、iPhone 4をジャケットのポケットに入れ、お札と小銭をズボンのポケットに入れて、何も持たずに出るようにしている。

その上、出張時には、普段使わない小物を忘れがちで、出発してから、「しまった、机の上に出しておいたのに、カバンに入れ忘れた!」と気付くことも少なくない。

必然的に、iPhone 4の外部バッテリは、iPhone 4に装着しっぱなしにできるケース型でなければならないというわけだ。

PowerSpring 4を装着すると、裸のiPhone 4に対して、厚みは2倍くらいになる。当初、この厚みが気になるかと思っていたが、iPhone 4が元々薄いため、2倍になっても大して気ににならない。というか、数年前の国産携帯電話なら、これより厚い機種がいくらでもあっただろう、という程度の厚みだ。

重さも重量バランスが比較的良いのか、片手で持ってしばらく電話していても苦にはならない。また、アクションゲームやスポーツゲームでiPhone 4を素早く上下前後に動かしても、違和感はない。

デザインもよくできていて、装着中でもPowerSrping 4という製品を知らなければ、ぱっと見ただけでは、カバーが付いているのか付いていないのか分からないだろう。

個人的には、ストラップホールがついているのが嬉しい。以前書いた通り、私は、デジタルカメラを使う際は、落下防止のためにストラップを手首に通して使うようにしている。iPhone 4で写真を撮る時も同様で、ストラップホールのあるケースが必須なのだ。PowerSping 4は、金属ケースなので、ホール部分もしっかりしていて安心できるのもさらに良い。

あと、私のiPhone 4の持ち方が原因だと思うが、裸のままだと、普通に使っていても、少し出っ張っているボタンを間違って押してしまい、スリープさせたり、音量を増減させたりすることがある。また、ポケットに直接入れていることが多いので、何かの拍子にボタンが押されてしまうこともある。

バンパーのようにボタンが出っ張ったケースでは、やはり同じ問題が起きるのだが、PowerSpring 4は、ボタン部分が切り欠かれていて、へこんだ状態になっているため、間違って押す可能性はほとんどない。

気になる充電できる回数だが、iPhone 4とPowerSpring 4が満タンの状態から、iPhone 4のバッテリ残量が10%を切ってしばらくしたところで充電開始し、充電完了したら、iPhone 4を使い始めて、再度残量が10%を切ったら充電を行う、といった手順で試したところ、充電できるのは、1回とちょっとという感じだった。

私の用途では、2日に一回充電すれば、バッテリ切れを心配する必要はなさそうだ。

一日の終わりを待たずにバッテリ切れになるiPhone 4のヘビーユーザも、これなら毎日充電することでバッテリ切れを回避できるだろう。ただ2回以上充電できたPowerPack 4のように、充電をさぼっても数日乗り切れる、という安心感はないかもしれない。

PowerSpring 4は、ケース型である、ストラップホールがある、重量バランスが良い、iPhone 4を1回以上充電できる、ボタン部分がへこんでいる、と、私には最適の外部バッテリであると結論した。

唯一心配な点があるとすれば、海外出張の場合で、長時間飛行機に閉じ込められたまま、ゲームをしたり、動画を観たり、電子書籍を読むなどすると、バッテリ切れになる可能性があることだ。

こうなると、普段は、PowerSpring 4を装着しておくが、長時間iPhone 4を使い続ける可能性がある時は、PowerPack 4を装着して出かけるという風に使い分けるのが賢いアイデアのようだ。

IS03補足の補足

前回、IS03をデジカメの代わりに使うのを諦めた理由の一つに「マクロがないこと」と書いたのですが、ちょっと正確ではありませんでした。接写モードはあるんです。

しかし、画質的に使い物にならない、というか、やはり携帯電話のカメラだな、というレベルで、胸を張って「マクロ機能があります」とは言えないレベルです。花とか虫とかの撮影に使いたいと思ったら、ガッカリするでしょう。

画質が悪いと言っても、ぼけぼけになったりするわけではなく、一応被写体はちゃんと写るので、IS03しか持っていなかったら、名刺やカードのような小さな文字とか、接写ができて重宝する場面はあると思います。

つまり「デジカメの代わりに使えるほどのマクロではない」ということですね。

IS03補足

前回、IS03をデジカメの代わりに使えるかも、と書いたが、私の用途では、やはり駄目そうだ。

理由は、光学ズームがないのとマクロがないことだ。光学ズームについては、デジタルズームでも我慢できないことはないが、接写を多用する身としてはマクロがないのが痛い。特に、接写では、ズームしつつ近接で焦点を合わせるという技があるが、これが使えないのでは、デジカメとして持ち歩くことは断念せざるを得ない。

ブログ用とか、メールで家族や友達に送るような記念写真、あるいは記録写真的な使い方をするなら、IS03をデジカメとして使うのは、多いにあり得ると思うので、念のため。

AU Sharp IS03(とiPhone 4)

開発中のソフトウェアのためにAUのIS03を入手した。

ここで何度も書いているように、私は、iPhone 4を使っているので、このIS03を常用する予定はないのだが、仕事なので仕方ない。

で、IS03をしばらく使ってみて、Androidというのも、案外と楽しいものだ、という気がして来た。

IS03の本体パッケージングを見ると、iPhone 4ほどの完成度はない。確認したわけではないが、中国の携帯電話ケースのメーカの資料を調べると、そっくりな汎用ケースが出ているので、一から設計したものだとしても、凡庸なデザインと言わざるを得ないだろう(中国のことだから、Sharpのデザインを真似て、そっくりな汎用ケースが製造販売されている可能性もあるので、念のため)。

いずれにしろ、高級感と言う点では、ピカピカの金属とピアノブラックを合わせた秀逸なデザインのiPhone 4に見劣りすることは確実だ。

ただしIS03は、他の標準的なAndroid携帯より薄いし、背面が少し丸みを帯びた形状は、非常に持ち易い。その軽さと相まって、女性には喜ばれそうだ。

OSとしてのAndroidについては、AppleのiOSに一歩も二歩も及ばない点があるが、これまでの標準的な携帯電話から乗り換えた場合、十分に先進性を味わえる出来と言える。むしろ、iOSほどの未来感がなく、どちらかというとWindowsやUNIXの延長上のような動作と操作感のため、標準的な携帯電話ユーザに取って、iPhoneよりとっつき易いかもしれない。

日本におけるAndroidの弱点である、ゴチャゴチャして使いにくい上に、日本のAppが少ない、GoogleのAndroidマーケットのことを考えると、まだ内容的に充実していないがAU独自のAppマーケットが用意されているのは嬉しい。

電子書籍、音楽、動画などのコンテンツを楽しめるSharpのGalapagos Squareについては、自前なのか第三者製なのか、素性がよく分からないプレイヤのインストールを強要されるなど、使い勝手は良くない(開発元のホームページを開くオプションがあるようだが、わざわざ見に行く人などいるのだろうか。私も即刻インストールをキャンセルし、Galapagosの機能もコンテンツも未だ使っていない)。

業界のGalapagosに寄せる期待は高いようだが、このままでは、マイナーな存在に甘んじそうな気がする。コンテンツの閲覧や再生が、Androidと有機的に連動するようになれば、電子書籍のオンラインストアとして有望そうなだけに惜しまれる。

iPhone 4に輪をかけて電池のもちが悪いが、スリープ状態にすると起動中のAppを自動終了できるAppがあるので、インストールして上手に設定すれば改善が期待できる。この辺、iPhone 4にも欲しい機能だ。

個人的には、カメラが気に入った。950万画素と画素数が多いのも良いし、シーンセレクタやホワイトバランスの調整に加え、本体側面に半押し可能なシャッタキーが用意されているのも、携帯電話と言うよりデジカメのように使えて楽しい。

iPhone 4のカメラは、携帯電話で写真を撮る新たな楽しみを与えてくれるが、真剣に写真を撮るには心もとなくて、別にデジカメを持ち歩きたくなる。IS03のカメラを触っていると、デジカメの代わりに、軽くて薄いIS03を持ち歩くのも良いかも知れないと思ったりする。

まだ、そういう使い方をするか分からないが、デジカメとして以外にiPhone 4とIS03の両方を持ち歩いても良いかなと思う理由に、テザリングがある。IS03をテザリングに使えば、出張中でネットワークがない場所でもパソコンでネットを使えるので、いざと言う時に重宝するかも知れない。最近は、公衆ネットワークも増えているので、どうしてもということは少ないだろうが、あって良かったと言うことはあり得そうだ。

私にとって、お財布ケータイは、猫に小判だが、ワンセグは嬉しい。以前のAUの携帯電話では、電波が届かなかった屋内でも、IS03だと受信できているので、内部的に進化したのか、ケースやアンテナなどの設計が構造的に有利なのだろう。家でワンセグが観られないとお嘆きのAUユーザは、IS03を試す価値がありそうだ。

FMトランスミッタや赤外線通信など、私は使わないだろう機能がてんこもりのIS03だが、Android OSのバージョンが2.1のままなのは、いただけない。日本向けに加えた改良が足を引っ張っているため、2.2へのアップデートが2011年3月になるらしいが、その頃には2.3が標準になっているはずで、そのままずっと周回遅れにならないことを祈るばかりだ。いっそ、この3月のアップデートで2.3にジャンプしてくれないかと淡い期待を持ったりしている。

なお本体のプラスチックは、傷がつき易いようで、擦り傷など気になる向きは、ケースと保護シールが必需品だ。

電撃コミックジャパン

アスキー・メディアワークスが、日本初のiPad、iPhone、PC向けの描き下ろし電子コミック雑誌と謳う、電撃コミックジャパンの1号が、iPhoneのBook Walkericonという無料のAppから購入可能になった(ちなみにiPad版のBook Walkerはこちらicon)。

今号は、無料で公開されたプレ創刊号icon付きで、900ページ以上あり、読み応えも十分だし、連載の質も決して低くない。

この価格が、私が電子版コミック雑誌の適正価格と常々考える115円なのだ。私は、これを適正価格と見ているが、一般的に言えば、現時点では破格の価格設定だろう。

私は、まず雑誌は、すべからく電子化されるべきだと考えている。読み捨てが基本であり、遅かれ早かれゴミ化する雑誌が、紙と言う媒体から解放されれば、大量のゴミが減ることになる。

次に、電子雑誌の適正価格が115円と考えるのは、単純に、紙、インク、配送、などの経費がない分、売価は安くならなければならないと思うからだ。

個人的な考えだが、例えば、私は、週刊コミック雑誌を、毎週3誌買っている(それ以外にも隔週の雑誌を買ったり、不定期に買っているものもあるが)。

実は、もっと多くの雑誌を買いたいと思っているのだが、紙版だと、読むシーンが限られてしまい、これ以上の雑誌を一週間で読みきれないので、3誌にとどめているのだ。

仮に、すべてのコミック雑誌が電子化されれば、どこでも読めるようになるので、少なくともあと2誌は買うようになるだろう。

しかも、値段が各誌115円となれば、読み切れるかどうかは度外視して、とりあえず毎週思いつくだけのコミック雑誌を買うことになると断言できる。

このような購買行動がコミック雑誌の購読者すべてに共通かどうかは分からないが、電子化することと値段を115円のような安価に設定することで、今まで買われていなかった雑誌が買われ、その発行部数が増えると共に、必然的に今まで読んだことがない漫画と読者が出会うことになる。

新しい漫画との出会いが増えれば、その漫画のファンが増えることが予想でき、その単行本が売れる確率も高くなる。

すでに紙版が販売されている雑誌と、はじめから電子版としてスタートする雑誌を簡単に比較はできないが、今後、他のコミック雑誌も、電子化され、かつ、この115円が標準価格となることに期待したい。既存の雑誌で、紙版と価格を変えづらいなら、年間購読で大幅値引きを設定するなど、やり方はいくらでもあるだろう。

PowerPack 4補足

まず、昨年末にMiLi PowerPack 4
iconについて書いたら、実際のところ、iPhone 4を充電せずに、どれくらい使えるようになるのか?、という問い合わせがあったので、補足させていただく。

念のため、iPhone 4とPowerPack 4の両方が満タンの状態で、ゲームや動画再生にiPhone 4をバンバン使い、バッテリ残量が10%を切って、しばらくしてから、PowerPack 4のボタンを押して充電を開始し、iPhone 4のバッテリが完全に充電されるのを待ってから、また同じように使う、という手順を繰り返して、実験してみた。

その結果、iPhone 4を約2回充電できることが分かった。実験した限りでは、2回目の充電ではフル充電まではいかなかったが、80%程度までは充電された。

これなら、私の通常の使い方では、二三日充電をさぼっても行けそうな気がする。一日の終わりを待たずにバッテリ切れになる人も、PowerPack 4から1度充電すれば、その日は問題なくiPhone 4を使い続けられるだろう。

ちなみに、PowerPack 4から充電中でもiPhone 4は使い続けられるので、PowerPack 4からの充電が完了するまで待っている必要はない。

さて、前回、PowerPack 4は、重量がiPhone 4下部に集中して重量バランスが悪いため、ゲームでは致命的、と書いたが、その後、しばらく使ってみて、致命的と言うほど問題はないと思うようになった。

実際にゲームをいくつも試した結果、iPhone 4を縦にして遊ぶ際には、下部を支えるようにして持てば、バランスは問題ない。

横にして遊ぶ際には、iPhone 4の上部を背後から支えるように飛び出したPowerPack 4のケースの湾曲した部分に左手の人差し指と親指を載せるような状態でiPhone 4を挟んで支えれば、重量バランスが気にならないことが分かった。

この状態なら、PowerPack 4によって追加される重さが気にならなければ、カーレースやアクションゲームでも、さほど苦にならずに遊べるはずだ。

おめでとうございます

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします。

カッパラボ