MacBook Air 11"

私のメインマシンがMacBook Proで、出張の際は、こいつを持って歩いていることは以前ここにも書いた。

が、このMacBook Proを「いつでも」持って歩いているわけではなく、事務所内の異なる場所で仕事をする時には、PowerBook G4 12”を持って歩いているのだ。これは、単純にMacBook Proが気軽に持ち歩くには大きくて重いという理由だ。

PowerBook G4なんて、前時代の非力マシンをなぜ使っているのか、と不思議に思う向きもあるかも知れないが、実際には、PowerBook G4で仕事をしているわけではない。

どういうことかと言うと、Mac OS Xの画面共有機能でPowerBook G4からMacBook Proをリモート制御しているのだ。つまり、実際に仕事をしているのは、MacBook Proと言うわけだ。

普段から、このような使い方をしているので、常々、12”のMacBook Proが出れば、1台のマシンだけで出張にも事務所内での移動しながらの仕事にも対応でき、一石二鳥だと考えていた。

で、MacBook Air 11”である。まさに夢に見たマシンではないだろうか?

普通なら、すぐに買うところなのだが、問題がある。

私の現在の起動ディスクは、160GB以上の容量を消費しており、128GBのMacBook Air内蔵のフラッシュストレージでは、小さすぎるのだ。

MacBook Airは、USBハードディスクからも起動できるので、現在MacBook Proの起動に使っている外接の2.5”ハードディスクからも起動できるはずだが、こればかりはやってみないと分からない。USBハードディスクからの起動は、Firewireと異なり、案外と相性の問題などがあるのだ。

MacBook Pro同様にクローン用の2.5”ハードディスクをもう1台接続すると、電力不足になる可能性が高いのも不安要素だ。

さらに言えば、せっかく薄くて軽く、美しいMacBook Airの蓋に外付けのハードディスクをマジックテープで貼付けていいものか、という疑問もある。

悩ましいところではあるが、ここはあえて見栄えなどの問題は無視し、現在の起動ディスクでMacBook Airが起動できるなら、よしとすることにしよう。

後は、どこで、それを試すかだな。

間違ってメールを削除!

今朝、突然顧客からメールサーバ設定が変更になると連絡があり、急いでThunderbirdに設定している自分のアカウント設定をいじることになった。

その際、受信メールボックスをThunderbird内でバックアップとして複製しておこうとしたのだが、操作を誤って受信メールボックスの場所を移動してしまった。すぐにメールボックスをドラッグして元の場所へ戻せば、それで良かったはずだが、ふと「取り消し」したら自動で戻るんじゃないか、と思いつき、横着してcommand+Zキーを押してみた。

ところが、受信メールボックスの位置は戻ったのに、中のメッセージが件名以外すべてなくなっている。メッセージを選んでも、中身は何も表示されない状態だ。多分、メッセージは存在するが、それを参照するデータベースと整合性がなくなったのだろう。

このようなことは、過去にも経験があり、その際は、いつもThunderbirdを再起動すれば、復旧されていた。だから何の疑いもなく再起動したが、復旧しない。

そこでフォルダを最適化すれば、メッセージからデータベースが再構築されるだろうと思ったのが甘かった。逆にデータベースからメッセージの方が再構築されたようで、つまりすべてのメールがなくなってしまったのだ。受信メールボックスは、全くの空である。

重要なメールも大量に保管されているメールボックスなので、ちょっと焦ったが、以前ここでも書いたように、毎朝起動ディスクが自動でクローンされているので、クローンからThunderbirdの該当するメールボックスファイルを起動ディスクにコピーしてことなきを得た。

クローンが作られてから受信した数通のメールは、失われたが、運良くすべて読んでいたので、送り主に再送をお願いして、あっという間に環境は復旧した。

バックアップと言うと、ハードディスクやシステムのトラブルからの復旧と言うイメージが強いが、自分の経験からすると、むしろこのような、何気ない判断のミスや誤操作で失われた重要なファイルを復旧させることの方が多い。

実際のところ、起動ディスクのトラブルでクローンに置き換えるようなことは、5年に一度、あるいはそれ以下の頻度だろう。一方、失われた重要なファイルをバックアップから復旧することは、毎年とは言わないが、2年か3年に一度あるように思う。

私の場合、Personal Backup 10.6を使ってクローンとしてバックアップを取っているが、今回のようなケースでは、ホームフォルダの中だけをバックアップしていれば十分だ。もっと単純な無料のバックアップソフトや手動でのコピーでも用をなしたはずだ。

また、Mac OS Xの場合、最近では、自動でバックアップを取り続けてくれるTImeMachineという非常に便利な機能があり、データの復旧は簡単に行える。

いずれにしろ、毎日バックアップを実行することの大切さを、再確認した朝だった。

ImageFramerがバージョン3へアップグレード

Apparent Softwareが、写真などの画像に、見栄えの良いカスタムフレームを付加するイメージ編集ソフト、Image Framer 3英語版を公開した。

Image Framder 2からは、こちらのページで
アップグレードが可能だ。

なおインストールできるMacの台数と機能によって値段が$29.95から$69.95までの4段階に分かれており、フレームエディタは$69.95のPro版だけの機能となった。またPro版には、作成した画像を商用で使用できるライセンスが含まれている。

Image Framerの日本語版代理店は、
こちら

DamabiaがAppStar日本語版を公開

フランスのDamabiaが、iPhone Appデベロッパ向けのApp管理ソフト、AppStar 1.5を公開しました。日本語のウェブサイトは、こちらです。

AppStarでは、自分が販売するAppだけでなく、競合製品など、他の販売業者のAppをフォローすることで、その最新ランキング動向やレビューを閲覧することもできます。

MacFanがZinioで...

数日前にZinioについて触れたが、日本語の雑誌としてfllick!に続いて、MacFanも発売になった。

ひょっとしたらZinioが、日本の電子書籍ストアの定番になる前触れかな、と思ったが、
MacFanの値段設定を見て、やっぱり駄目なのかな、と思い直した。

ZinioでのMacFanの値段は、1冊が600円ということらしい。これは、紙版のMacFanの730円から18%オフということだが、まだちょっと高いと思う。

もちろん、出版社や編集部だって、色々と計算して価格設定をしているわけで、600円になった立派な理由があるだろうことは、分かっている。

私が電子版が紙版より相当に安いべきだと思うもっとも大きな理由は、MacFanのような情報誌は、発売から時間が経てば内容が古くなり、その価値が下がっていく、つまり基本的には読み捨てだと言う事実にある。

読み捨ての媒体は、資源としての紙を消費する紙版より、不要になったらいつでも消去できる電子版のが相性が良い。小難しいことを言わなくても、紙がもったいないと言えば、誰でも、ある程度は納得してもらえるだろう。

また情報誌は、歴史的な価値とか、資料としての価値が将来は出てくるが、その際も電子版で検索可能にしておいた方がいいはずなのだ。

だから、この際、紙版はゆくゆくはやめて電子版に移行します、くらいの意気込みがあってもいいのではないか、と思うのだ。

さらに言えば、MacFanのようなITの世界を舞台にした雑誌は、新しいメディアに果敢にチャレンジする姿勢を打ち出し、業界全体の電子化の先陣を切り、その普及を目指すべきだと思うのだ。その点、電子版の価格設定からは、「電子版も格好いいので出してみたけど、失敗したらすぐに撤退します」という消極的な雰囲気を感じずにはいられない。

仮に1冊を600円で売るしかないなら、せめて1年購読や2年購読すれば半額とか、年間購読の料金設定を用意して欲しかった。「年間購読がないのは、失敗したら来月には撤退するための布石か」と勘ぐりたくなる。何でも海外の真似をすればいいとも思わないが、MacWorldのデジタル購読(12冊)で76%オフを見習って欲しい。

ビューンについても同じようなことを書いた気がするが、日本では、電子書籍に対して業界全体が、どこか及び腰で、エイヤッとやるところが全然出てきそうにないのが残念だ。音楽業界におけるAppleのiTunesみたいに、しがらみのない外部から救世主(あるいは破壊者)が登場するのを待つしかないのだろうか。

zinioが日本語の雑誌を発売

米国の電子書籍出版社、zinioflick!の日本語版を発売開始したというので、サイトを覗きにいってみました。

flick!自体には、あんまり興味がないんだけど、
MacWorldの購読とか、78%オフだし、そそられるなぁ。

flick!の日本語版が出たということは、今後、日本の雑誌社で電子書籍を販売したいと思っているところは、zinioと提携して発売するってこともありなのかも知れない。

iBooks Storeが全然始まらない日本においては、まだ電子書籍出版の定番が決まらないので、ひょっとしたらzinio辺りが市場を独占することも可能かもと思ったりする。

個人的には、少年マガジンとか少年ジャンプとかアフタヌーンとかモーニングとか、とにかく漫画雑誌を電子化して欲しい。ある意味、読み捨てが前提の媒体については、紙がもったいないと思ってしまうのだ。そして年間購読で78%オフとか、やって欲しいなぁ。