Android

IS-03お役御免

以前も書いたが、私は、SyncMate
iconというソフトのExpert版(有料)を使ってiTunesからライブラリをIS-03に自動コピーしている。これにより、携帯ミュージックプレイヤとしてのIS-03は、iPhoneに遜色ない使い心地を実現している。

iPhoneを持っているのに、なぜIS-03に楽曲を転送しているかと言うと、iPhoneのストレージに楽曲を転送する余裕がなくなっていたからだ。

ところが、iPhone 5に機種変更した際、64GB版を頼み、しかも、最近は、電子書籍をiPadでしか読まないため、iPhone 5のストレージに十分な余裕が生まれて、iTunesライブラリ内の主な楽曲は、すべてiPhone 5に転送できるようになった。

これでIS-03は、Android 2.1の試験以外には、お役御免と相成った。購入して、22ヶ月くらい経つが、試験用に購入したとは言え、それ以外の用途では、まったく役に立たない端末だったなぁ。

せめてAndroidのバージョンアップをずっと提供してくれていれば、違ったのだろうが、発売後半年位でAndroid 2.1になって以降、OSのバージョンアップを一切無視というのは、いただけないな。

SpinAppが正式にサービス開始

二年くらい前から手伝ってきたSpinAppが、ついに日本でも正式にサービス開始したようだ。

SpinAppは、HTML5、CSS3、Javascriptという技術を使い、いわゆるモバイルウェブというスマートフォン用のウェブベースのアプリを開発するプラットフォームサービスだ。

HTML5ベースのウェブサイトをモバイルアプリとか、モバイル用サイトとか言ったりもするが、モバイルウェブと言うのは、単にスマートフォンに最適化されたウェブサイトと言う意味ではなく、ネーティブアプリのようなインタフェースを搭載し、ネーティブアプリと同じように操作できるウェブサイトを指す。

SpinAppの場合、バンドがファンに最新情報を届け、楽曲を試聴してもらったりYouTube動画を観てもらったりして、最終的にはiTunes Storeからアルバムや曲を買ってもらう仕組みをあらかじめ備えたモバイルウェブサイトを簡単に設計および公開できるのがウリだ。

iPhoneでは、ホーム画面にアイコンとして保存すると、次回からSafariブラウザを使わず、ネーティブアプリ同様に起動して使用することができる。

ウェブベースなので、ネーティブアプリと異なり、AppleやGoogleに申請する必要もないし、いつでも好きな時に、好きなだけ更新することができる。

このようなモバイルウェブをSpinAppでは、独自の造語でホームアップと読んでいる。ホームページのように誰もがアプリを持つ時代を見越したネーミングだ。

バンドだけでなく、スマートフォン用のアプリに興味を持っている方は、研究のために試してみても良いだろう。

Androidとワンセグ

ここでは、何度か、iPhone 4があるから手元のAndroidの使い道がないということを書いたが、昨日、今後のAndroid携帯の使い方に一つの方向性が見いだせた(というほど、すごい話ではないが)。

ワンセグである。私の車には、カーナビが付いているが、テレビがアナログだ。2001年の製品だと思うのでナビの内容も古いが、普段からナビは大体の方向が分かれば良いと思っているので、そんなに困らない。しかし、テレビは、この7月24日から観られなくなる。

新しいナビを買うつもりだったが、ふと気付くと、Android携帯が2台もあるじゃないか。少なくともテレビに関しては、運転しながら画面を見ているわけではないので、音さえ聴ければいいわけで、ワンセグで十分だろう。

これで、AUかDocomoのAndroidのいずれかは、車内に常備することになりそうだ。使い道が見つかってよかった。

アナログナビの代わりに携帯電話のワンセグを使うってのは、思いついてみると、合理的で、ひどく当たり前の解決策だから、多分、みんな考えていることなんだと思うが、個人的には、何か、凄いことを発見したような気分になったので、ここに書いておくことにした。

まぁ、iPhoneにワンセグが搭載されていたら、悩みもしなかったんだろうけど。

Aquos Phone SH-12c

試験用のAndroid携帯電話として、DocomoのAquos Phone SH-12cを入手した。

SH-12cは、持った感じも悪くないし、本体の質感も、そこそこ高級感がある。

あくまで試験用なので、せっせと使う予定はないのだが、とりあえず、3Dカメラとして持ち歩いて見ようかな、とは思っている。

カメラについては、まだそんなに試験していないのだが、かなりよいように思われる。少なくとも、接写しても、IS-03のような完全にフォーカスしない写真にはならない。IS-03では、名刺を撮影してもぼけてしまうから、ビジネス用途で使い物にならないが、SH-12cでは、名刺も鮮明に撮れる位の接写能力がある。

私は、そこら辺で見かけた花とか虫とかを、メモのように撮影することが多いので、接写が大事なのだ。

また、ここで、何度か書いたが、私のiPhone 4には、空き容量が少ないので、ミュージックが保存できない状態だ。そこで、AUのIS-03をiPodのように使っているのだが、SH-12cにもEltima SyncMateiconを使って、iTunesライブラリが同期できたので、今後は、SH-12cをミュージックプレイヤ兼3Dカメラとして持ち歩いても良い。

音の方は、非常に地味な感じで、FMラジオみたいな音がする。良くもないが、悪くもないと言う感じだろうか。こう書くと、今ひとつのように思われるかもしれないが、この地味な音作りと言うのは、案外と長時間の利用で耳が疲れなくて、よい面もある。

なお、SH-12cでは、Eltme SyncMateで、問題なく住所録などが同期できた。IS-03では、これがうまくいかなかったので、結構うれしい。

あと、SH-12cにインストールされているEvernoteを起動したら、無料で1年間プレミアムアカウントを利用できるとの通知があった。

特に、SH-12cに限らず、携帯電話をデジカメの代わりに使うとなると、撮影した写真をどうやってパソコンに移動させるか、というのが問題になるが、Evernoteに貼付けておくだけで、パソコン側からも利用できるようになるので便利この上ない。プレミアムアカウントなら、月に1GBまでアップロードできるので(無料アカウントでは60MBまで)、写真もどんどんノートに貼付けて同期できる。

実は、iPhone 4の写真をパソコン側に簡単に移す方法としてEvernoteを使うために、プレミアムアカウントを購入しようと思っていたので、これはラッキーだった。

不満が全くないわけではなくて、やはりAndroidの常として、バッテリの減りは異常に早い。そして、一度バッテリが切れてしまうと、付属のUSBケーブルでパソコンにつないでも充電されないようだ(取扱説明書には、パソコン側にUSBドライバがインストールしてあると充電できるみたいに書いてあるけど、それってWindowsのことで、Macは対象外でしょ)。以前のFOMA用AC電源を探し出さないといけないのかな?面倒だなぁ。100円ショップで売っている、FOMA充電できるUSBケーブルを試してみようかな。

IS-03対iPhone 4

さて、IS-03のが、ミュージック再生時の音がiPhone 4より聴きやすい、といったことを書いたら、本当にそんなに違いがあるのか、と何人かの方から訊かれたので、とりあえず、再度確認してみた。

本来なら、それぞれを直結させたパソコンで録音し、波形を調べて、周波数成分の分布とか見れば、どんな特性の違いがあるのかはっきりするのだろうが、今、そこまでやる時間がないので、耳で聴いて判断した。当然、主観に基づくもので、科学的な根拠はない。

で、聴き比べてみると、iPhoneの方が各楽器の音やボーカルははっきりしているようだ。しかし、それが何となく角が立ちすぎた状態、機械的と言うか人工的な感じにつながっている。

一方、IS-03は、もう少し柔らかい音で、倍音もiPhone 4より多いように思う。ただし、同時にホワイトノイズっぽい音もIS-03のが多い。iPhone 4に比べて、よりナチュラルと言えば、良いだろうか。

と言うわけで、違いはある。個人的には、IS-03の方が好みだが、音が柔らかい反面、詳細が曖昧な点もあって、すかっとした曲では物足りない気もする。

ちなみに、以前も書いたが、私は、Eltima SyncMateiconというソフトのExpert版(有料)を使ってiTunesからライブラリをIS-03に自動コピーしている。これにより、携帯ミュージックプレイヤとしてのIS-03は、iPhone 4に遜色ない使い心地を実現している。ただしデフォルトのコンテンツプレイヤは、機能が貧弱なので、Android Marketで多機能ミュージックプレイヤを探した方が良いかも知れない。

IS-03のOSアップデート

AUに確認した所、IS-03を店頭に持っていけば、OSをAndroid 2.2へアップグレードしてくれるそうだ。

IS-03のOSがアップグレードできない人は、店頭でアップグレードしてもらうのが良いだろう。むしろ自分でやるより面倒がなくていいかも知れない。個人的には、携帯電話単体でアップグレードできないのが気に入らないが、実験のために、持っていってアップグレードしてもらおうか、思案中だ。

ところで、今日、IS-03とiPhone 4でミュージックを聴き比べてみたが、IS-03のが特徴のない無難な感じの音で、長時間聴いても疲れない気がした。

再生するミュージックの種類にもよると思うから一概には言えないが、iPhone 4は、かなり尖った音で鳴るので、ミュージックプレイヤとしてIS-03を使い続けるのはありのような気がする。いずれにしろ私のiPhone 4には、ミュージックをコピーする空き容量があまりないので、別途携帯プレイヤが必要だから、とりあえずはIS-03を使っていることにしよう。

IS-03がAndroid 2.2に、しかし!

AUのAndroid携帯電話、Sharp IS-03のOSがこの4月14日からAndroid 2.2にアップデートされたのだが、私のIS-03は、2.1のままだ。そして、多分、ずっと2.1のままだろうし、であれば、IS-03は、もう使うこともないだろう。

なぜ、2.2にアップデートしないか、というと、アップデートできないからだ。

まず、驚くべきことに、IS-03のOSアップデートには、パソコンが必要なのである。それもWindowsに限定されており、Macでは駄目である。

AndroidがiPhoneに対抗してウリにしているのが、パソコンが要らない、ということだ。OSのアップデートも、本体だけで行えるのがウリである。

しかしIS-03は、USBケーブルでパソコンに接続し、USBドライバをインストールして、アップデートツールをインストールして、はじめてOSアップデートが可能になる。

またアップデートにWindowsが必要となると、Windowsの常として、様々な原因不明のトラブルにより、処理が完了しないことが予想される。

案の定、私の環境では、アップデートをしようとすると、他のインストールが行われているので、完了しないと(アップデートの)インストールはできない、と言われて、完了しない。もちろん、他にインストールなど行っていないのにである。Windowsでは、よくあることで、解決もできると思うが、そういうことが、もう面倒なのだ。

そういう面倒な可能性があることも含め、パソコンが要らないところがAndroidの良さのはずなのに、こんなことでは、Androidの冠に偽りありと言わざるを得ない。Sharpの技術力の低さが露呈した形だろう。

パソコンを持たないユーザには、どう対応するつもりなのだろうか?謎だ。

で、面倒なので、もう放っておくことにした。元々が試験用の携帯電話なので、OSが最新でなくても困ることはない。大体からして、Androidの最新OSは、2.3であって、2.2ではない。IS-03は、すでに一周遅れなのだ。

とりあえず、Android携帯の購入を検討している方には、IS-03は、お勧めしない。

そして、他のSharpのAndroid携帯についても、買わない方が良い、と言っておく。IS-03を見る限り、Sharpの技術力は、Androidを使いこなすほどの高さではないと判断したからだ。

AndroidでiTunesライブラリを聴く

私の携帯電話は、iPhone 4だが、以前もここに書いた通り、Android(IS-03)も持っている(フィーチャフォンも使っている)。

しかし、このAndroidは、試験用で、ほとんど使っていない。

でも、もったいないので、何かに使えないかなぁ、と普段から思っていた。

最初に思いついたのが、iTunesライブラリをコピーして、iPhone 4を使っている時でも、音楽やPodcastが聴けたら、まぁ、iPod的に使えて便利かな、ということだった。iPhone 4があるんだから、iPod Appで聴けばいいじゃん、と思うだろうが、実は、ダウンロードしているAppが多すぎて、空き容量が不足気味で、音楽やPodcastのほとんどをiPhone 4にコピーできないという事情があるのだ。

Androidは、microSDカードにコピーされたほとんどのオーディオファイルを再生できるので、技術的に問題はないが、いちいちiTunesライブラリ内のファイルをMac側でコピーするのも面倒くさい。何か自動でできる方法はないかな、と思っていたら、そんなソフトがありました。

Eltima SyncMateiconというソフトで、有料のExpert版であれば、iTunesからライブラリをAndroidに自動コピーできるのだ。

キモは、WiFiネットワークに接続しているAndroidを登録できることで、登録したAndroidがネットワークに接続していれば、あらかじめ指定しておいたプレイリストを自動でコピーしてくれるので、最初の設定以外に手間がいっさいない。

スマートプレイリストを作っておいて指定すれば、新しいPodcastを毎日コピーするということも可能になる。

Androidを登録するために、Android端末のIPアドレスを調べなくちゃいけないとか、ちょっと戸惑うが、Androidには、自身のIPアドレスを表示するAppもいっぱいあるので、そんなAppを1つダウンロードしておけば問題ない。

AndroidをiPod的に使いたい、という向きには、ぜひお勧めしたい。なお、残念ながら、SyncMateにWindows版はないようだ。