iPad

iPad mini2

もう紙の書籍は買わないということは、ここで何度か書いたと思う。一部の雑誌や書籍を除けば、活字媒体はすべからく電子書籍化されるべきだと考えているからだ。

特にゴミになることが前提の雑誌と新聞は、業界をあげて電子書籍化を進めるべきだろう。

これまで電子書籍はiPadで読んでいたが、デカくて重いので、新たに電子書籍専用にiPad mini2 16GBを導入した。サイズも重さもちょうどいい感じだ。

今後、iPadはゲーム専用ということになるだろう。

なお、iPad mini2に必要なアプリをインストールしてログイン情報などを登録し終わって、ふと音楽ストリーミング用のアプリもインストールしようと思い立った。

早い話が、読書の際にBGMをかけてみたいと思ったわけだ。

iPad mini2だと横になるなどリラックスした状態で電子書籍が読めることから、音楽などかけたいなと思ったようだ。

音楽と読書の両方が簡単に手元で実現するのは、タブレット端末ならではということなんだろうな。しかしiPad mini2のスピーカが貧弱なため、Apple TVを導入してTVから音を出すか、音質の良いヘッドフォンかイヤフォンを追加しようか真剣に悩み始めている。

SoftbankのiPadでブックパス

先月も書いたAUのブックパスだが、なかなかカタログが充実しないので、3月末までの無料期間以降は継続せず、ついでにスマートパスも解約しようかな、と思っていたら、7月末まで無料期間延長になったようだ。

今のところ、手塚治虫作品を読んでるだけでもまだまだ十分に使えるので、7月末まで様子を見ることにした。

で、ブックパスのためにちょっと大きめな画面のSamsungのGalaxy SIIを選んだわけだが、この画面サイズだとところどころ拡大しないと読めないことがある。

解像度がコミックを読むには低すぎると言う問題もあるが、絶対的に画面サイズが足りていないのだろう。

そこで、電子書籍専用端末と化している我がSoftbankのiPad(第三世代)でブックパスが使えるようになる日を今か今かと待っていたわけだが、その点についていっこうに発表がない。

で、「ひょっとして、AUのiPadと同じ方法で読めばよいんじゃ?」と思い立ち、今日、iPadでブックパスを開いてログインを試みた。

iPadでブックパスを使うには、ブラウザでブックパスのページを開き、ログインするらしい。そして、ログインするにはAUお客様サポートというアプリを使うらしい。

というわけで、まずは、AUお客様サポートをダウンロードしてAU IDとパスワードで認証を行う。

認証が行われたら、ブックパスページでログインを行うと、AUお客様サポートでの認証が自動で行われて、ブックパスでのログインに成功した。

これでSoftbankiPadでもブックパスが使えるようになった。とは言え、どうやら、これまでGalaxy SIIで使っていた本棚の内容は継承されないようだ。何か継承する方法がありそうだが、とりあえず読み放題しかダウンロードしていないので、再度ダウンロードし直せば良いだけだ。

今更言うまでもないが、iPadを横にして見開き状態で、拡大したりせずに読めるのはストレスもなく快適至極だ。これは、やはりRetinaディスプレイのおかげなんだろうな。

こうなると、8月以降も継続して使う芽が出てきた。あとはカタログの充実に期待するだけだな。

AppStarが2.2にバージョンアップ

iPhone App StoreでAppを販売するデベロッパにとって、iTunes Connectのレポートを読み解くのは、大変な作業だ。

日本だけを対象にAppを販売しているならともかく、全世界でプログラムを販売すると、90前後の国のストアに並ぶそうで、レポートからそのすべての売上を把握するのは、至難の技と言える。特に、全世界的によく売れているAppの場合、一括して支払われてくる金額が、どの国の売上なのかを知ることは、ほぼ不可能に近い。

そのため、レポートの内容を視覚化してくれるプログラムが必要になるが、その中でもフランスDamabiaの
AppStar 2.0は秀逸だ。このAppStarが2.2にバージョンアップした。

AppStar 2.0の素晴らしいところは、自分のAppの国別の売上を管理できるだけでなく、カテゴリ別のランキングやコメントも確認できるところだ。さらに競合製品を100ヶまでフォローして、そのランキングやコメントを確認できるので、マーケティングに大いに利用できる。

今回のバージョン2.2で一番面白いのは、海外のレビューを自動翻訳してくれる機能だろう。これまで海外のストアに現地の言葉で書き込まれたほとんどのレビューは、無視するしかなかった。

自動翻訳の心もとない訳文とは言え、肯定的なことを言っているのか、否定的なのかを推測するには十分だろう。

なお、日本のデベロッパにはあまり関係ないが、前バージョンでのMac App Storeに続き、今バージョンでiBook Storeにも対応したそうだ。出版業界の方々も、将来の電子書籍時代の到来に備え、チェックしておいてもよいかもしれない。

MacFanがZinioで...

数日前にZinioについて触れたが、日本語の雑誌としてfllick!に続いて、MacFanも発売になった。

ひょっとしたらZinioが、日本の電子書籍ストアの定番になる前触れかな、と思ったが、
MacFanの値段設定を見て、やっぱり駄目なのかな、と思い直した。

ZinioでのMacFanの値段は、1冊が600円ということらしい。これは、紙版のMacFanの730円から18%オフということだが、まだちょっと高いと思う。

もちろん、出版社や編集部だって、色々と計算して価格設定をしているわけで、600円になった立派な理由があるだろうことは、分かっている。

私が電子版が紙版より相当に安いべきだと思うもっとも大きな理由は、MacFanのような情報誌は、発売から時間が経てば内容が古くなり、その価値が下がっていく、つまり基本的には読み捨てだと言う事実にある。

読み捨ての媒体は、資源としての紙を消費する紙版より、不要になったらいつでも消去できる電子版のが相性が良い。小難しいことを言わなくても、紙がもったいないと言えば、誰でも、ある程度は納得してもらえるだろう。

また情報誌は、歴史的な価値とか、資料としての価値が将来は出てくるが、その際も電子版で検索可能にしておいた方がいいはずなのだ。

だから、この際、紙版はゆくゆくはやめて電子版に移行します、くらいの意気込みがあってもいいのではないか、と思うのだ。

さらに言えば、MacFanのようなITの世界を舞台にした雑誌は、新しいメディアに果敢にチャレンジする姿勢を打ち出し、業界全体の電子化の先陣を切り、その普及を目指すべきだと思うのだ。その点、電子版の価格設定からは、「電子版も格好いいので出してみたけど、失敗したらすぐに撤退します」という消極的な雰囲気を感じずにはいられない。

仮に1冊を600円で売るしかないなら、せめて1年購読や2年購読すれば半額とか、年間購読の料金設定を用意して欲しかった。「年間購読がないのは、失敗したら来月には撤退するための布石か」と勘ぐりたくなる。何でも海外の真似をすればいいとも思わないが、MacWorldのデジタル購読(12冊)で76%オフを見習って欲しい。

ビューンについても同じようなことを書いた気がするが、日本では、電子書籍に対して業界全体が、どこか及び腰で、エイヤッとやるところが全然出てきそうにないのが残念だ。音楽業界におけるAppleのiTunesみたいに、しがらみのない外部から救世主(あるいは破壊者)が登場するのを待つしかないのだろうか。