February 2011

AppStarが2.2にバージョンアップ

iPhone App StoreでAppを販売するデベロッパにとって、iTunes Connectのレポートを読み解くのは、大変な作業だ。

日本だけを対象にAppを販売しているならともかく、全世界でプログラムを販売すると、90前後の国のストアに並ぶそうで、レポートからそのすべての売上を把握するのは、至難の技と言える。特に、全世界的によく売れているAppの場合、一括して支払われてくる金額が、どの国の売上なのかを知ることは、ほぼ不可能に近い。

そのため、レポートの内容を視覚化してくれるプログラムが必要になるが、その中でもフランスDamabiaの
AppStar 2.0は秀逸だ。このAppStarが2.2にバージョンアップした。

AppStar 2.0の素晴らしいところは、自分のAppの国別の売上を管理できるだけでなく、カテゴリ別のランキングやコメントも確認できるところだ。さらに競合製品を100ヶまでフォローして、そのランキングやコメントを確認できるので、マーケティングに大いに利用できる。

今回のバージョン2.2で一番面白いのは、海外のレビューを自動翻訳してくれる機能だろう。これまで海外のストアに現地の言葉で書き込まれたほとんどのレビューは、無視するしかなかった。

自動翻訳の心もとない訳文とは言え、肯定的なことを言っているのか、否定的なのかを推測するには十分だろう。

なお、日本のデベロッパにはあまり関係ないが、前バージョンでのMac App Storeに続き、今バージョンでiBook Storeにも対応したそうだ。出版業界の方々も、将来の電子書籍時代の到来に備え、チェックしておいてもよいかもしれない。

iPhone 4用外部バッテリ

ここのところ、iPhone 4用の外部バッテリの話ばかりで恐縮だが、その後、何度か出張に行ったりして、さらに気付いたことがあるので、まとめとして記録しておきたい。

まずMiLi PowerSpring 4
iconを装着していれば、iPhone 4を少なくとも1回は充電できるので、さほどヘビーに使わない私の場合、普通の使い方なら、二泊三日くらいの出張まで対応できることが分かった。

ところが、これ幸いと充電をさぼると、家に着く頃にはiPhone 4もPowerSpring 4もバッテリは空なので、即充電を開始しなければならない。それが夜寝る前とかなら良いが、帰宅してからもiPhone 4を使う必要があったりすると、もうアウトだ。

で、MiLi PowerPack 4
iconの出番が来た。

帰宅時にiPhone 4のバッテリが空でも、PowerSpring 4から抜き取り、PowerPack 4に装着して充電を開始すると、充電しつつ使える状態になるわけだ。そのまま放置しておけば、iPhone 4自体が満杯に充電される。

この間に、空になっていたPowerSpring 4を充電しておいて、満杯になったら、PowerPack 4と交換する。これを繰り返すことで、iPhone 4自体をMacに接続して充電する必要がなくなり、常にiPhone 4を持ち歩いて使い続けることができる。

Macに接続しないと、同期するのを忘れてしまう可能性があり、善し悪しなのだが、2台の外部バッテリを交互に使うことで、iPhone 4を充電する煩わしさから完全に解放されるのだ。この快適さは、実際に試してもらわないと分からないだろうが、とにかくケース型の外部バッテリを2台持つことの効用を再認識した次第である。