プレゼンテーション

Lightning HDMI 変換 ケーブル

以前にここで、出張プレゼンテーションの際にはASUS S1にChromecastをつなぎ、Google Driveに保存したファイルをAndroidスマフォからプロジェクタにキャストするという話を書いた。


その際、現場でWiFiが使えない場合は、iPhoneのテザリングで自前のWiFi環境を作り、そこにChromecastとAndroidスマフォの両方を接続してキャストする方法について書いた。

現場に携帯電話の電波が来ていなかったりブロックされていてGoogle Driveに接続できないときは、S1にパソコンを直結させてローカルのファイルを使ってプレゼンすることになると書いた。

でも、よく考えてみればiPhoneなりAndroidなりにファイルを保管しておけば、パソコンを使わなくても良いわけだ。

そこで、まずiPhoneからS1に直結して画面をミラーリングできるか試すために、Lightning HDMI変換ケーブルを買ってみた。


この手のケーブルはUSBポートから給電しつつ使うのが一般的だが、S1にはうまい具合にUSBポートがあるので問題ない。

なお同種のケーブルの評価を調べると、動画が表示できなかった、あるいはiPhone側の時計やバッテリ残量表示が変になるという報告が多くあるが、まず有料動画配信サービスの動画はプロテクトがかかっているので音声しか出力されないのが普通だ。そしてテレビに出力する場合、解像度が一致、あるいは対応していないと表示されないのも普通だ。最後に時計やバッテリ残量の表示は異常になるのが仕様なのだ。この辺りは購入前に注意しておいた方が良い。

ケーブルをiPhone 7+のLightningポートに接続し、S1のHDMIポートに接続し、S1のUSBポートに接続してしばらく何もしないで待っていると、iPhoneの画面が見事にミラーリングされた。アスペクト比の問題なども特にないようだ。iPhone側の操作にも全く問題はないようだ。

あとは、Google Drive上のファイルをGoogleスライドアプリで開いて「オフラインで使用可」を有効にすれば良い。

実際のプレゼンテーションの際にはミラーリングのために画面全体が出力されてしまうので、iPhoneの画面でノートなどは見られないが、自分の場合は普段からあまりノートを使わないからそれも問題にはならない。

なお、S1に直結するならAndroidスマフォを直結しても良いわけだが、ローカルストレージにほとんど空きがないのでストレージに余裕があるiPhoneにしたものだ。ストレージに余裕があり、対応ケーブルさえ手配できればAndroidスマフォでも特に問題はないだろう。

ASUS S1とChromecastを使った出張プレゼン

以前ここで、ASUS S1

とカメラ用のトラベル三脚、Chromecast 2、スマートフォンだけ持って歩けば、どこでもプレゼンができると書いた。

しかしChromecastはWiFiを使ってセットアップするので、WiFiがない場所では使えない。またWiFiがあってもログインが必要な環境ではセットアップができないので使えない。ログインが必要な環境というのは、例えばウェブブラウザ画面でログインを完了しないとインターネットが使えないホテルや公共施設がある。

そんな場合にどうするか?だが、一番手っ取り早い解決策はMHL対応のスマートフォンとASUS S1をHDMIケーブルでつないで直接スマートフォンの画面をS1に出力するやり方だろう。

しかし、私がプレゼンで使っている
AQUOS SERIE mini SHV33もそうだが、最近ではMHLに対応していないスマートフォンも多い。

では、どうしようもないのかと言うと、そんなことはない。まず、私のメインのスマートフォンはiPhone 7+である。つまりプレゼンが必要な出張中は、SHV33と2台持ち状態なのだ。

そこでiPhoneのテザリング(インターネット共有)を有効にし、SHV33からChromecast 2をiPhoneに接続してセットアップするのだ。

こうしてセットアップが完了したら、SHV33のGoogle Drive上のPowerPointファイルをGoogle Office Suiteで開く。するとPowerPointファイルのスライドショーメニューにキャスティングオプションが表示されるので、キャスト先としてChromecastを指定してやれば良い。

この方法であれば、まさしく「どこでも」ASUS S1とChromecastを使ってスマフォからリモートでPowerPointのプレゼンが行えるのだ。

唯一の問題は、iPhoneが通信回線でインターネットを使える環境、つまり携帯電話側のアンテナが立っている必要があるということだ。場所によってはキャリアの電波が届かなかったり、公共施設で電波をジャミングして携帯電話を使えなくしていることもある。

その場合は諦めて、パソコンかSDカードを利用したプレゼンに切り替えるしかない。

ちなみに、iPhoneでなくSHV33のテザリングを使ってChromecastをSHV33でセットアップしようとした場合、なぜかうまくいかないようだ。確証はないが、多分、Chromecastが接続しているネットワークにSHV33が接続していないからだと想像される。

-以上-

ASUS S1プロジェクタ

これまで東京のそこそこのサイズの会議室でやっていた講演会というか説明会を地方で小さな会議室やレンタルスペースでもできるように、モバイルプロジェクタを買った。

ネットでモバイルプロジェクタを検索すると色々な製品が出てくるが、バッテリ駆動で、ある程度の明るさがあり、軽いものを探してASUS S1という製品を購入した。もっと安い製品もあるが明るさが足りなかったり、重さが1kg弱あったりして総合的にS1にしたものだ。


実はPowerPointのプレゼンをスマートフォンから無線で投影させることが、今回の製品選定で一番重要な条件なのでWiFi対応している製品のが都合が良いのだが、モバイル通信は不安定だったり設定が面倒だったりで対応していれば良いというわけでもない。可能であれば、通信が早くて安定しているChromecast 2が使いたい。

で、ASUS S1はWiFi対応していないのだが、HDMI入力があるだけでなく、給電出来るUSBポートがあるので常時給電が必要なChromecast 2も使えることが分かっていた。

さらに言えば、カフェやレンタルスペースの場合はWiFiアクセスポイントがない可能性があるから、アドホックのようにプロジェクタとスマートフォンを直接通信させてスマートフォンから投影できる必要があるのだが、Chromecast 2にはゲストモードというアクセスポイントを必要としない通信方式があるから問題ないのだ。

Macで作成してGoogle Driveに保存しておいたPowerPointのプレゼンテーションファイルをAUのAQUOS SERIE mini SHV33のGoogle Driveアプリで開き、Office Suiteで開いてChromecastにゲストモードで接続することでWiFiがない環境でPowerPointプレゼンテーションをS1で投影できることを確認した。

これでS1、カメラ用のトラベル三脚、Chromecast 2、スマートフォンだけ持って歩けば、どこでもプレゼンができる。